【クラウドETF】WCLDで今をときめくSaaS企業にまるっと投資
WCLDについて知りたい人「SaaS企業にまとめて投資したい!WCLDっていうETFが有名みたいだけど、どんな銘柄に投資していて、どの証券会社で買うことができるの?」
こんにちは、旅リーマンのZuminです。
この記事は、WCLDについて詳しく知りたい人に向けた記事です。
リモートワークが普及し、なくてはならない存在になりつつあるクラウドソフトウェアサービス。
一度導入されると、社内のインフラと化し、積み上げ式で売上が上がっていくことから世界的に盛り上がりを見せている市場の1つでもあります。
今回は、そんなSaaS銘柄を中心に集中投資をできるETF、WCLDについて紹介していきます。
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もくじ
- WCLDってどんなETF?
- WCLDの構成銘柄を紹介
- WCLDの買い方とは?
WCLDってどんなETF?
WCLDは、正式名称 WisdomTree Cloud Computing Fund で、NASDAQに上場するSaaSなどのクラウドを利用したソフトウェアを提供する企業に均等加重で投資するETFです。
運用資産総額 | $1.34 Million (約1.4億円) |
取引所 | Nasdaq |
設定日 | 2019年9月6日 |
ベンチマーク | BVP Nasdaq Emerging Cloud Index |
経費率 | 0.45% |
保有銘柄数 | 58 |
WCLDのターゲットとする銘柄は、アメリカ市場上場の急成長を遂げるクラウドソフトウェア企業。
ひとくちに「クラウド」と言っても、市場は大きく3つに分けることができます。
・PaaS:Google App EngineやMicrosoft Azureなどのプラットフォームサービス
・IaaS:Google Compute EngineやAmazon EC2などのクラウドインフラ
これらのクラウドサービスを提供する企業のに投資するメリットは、以下が挙げられます。
- ビジネスモデル観点:一度導入されると社内のインフラと化し、顧客の維持率が高く、サブスクリプション式のため将来の売上が読みやすい
- プロダクト観点:低コストで拡張性が高く、アップデートも素早く容易にできるので、海外展開がしやすい
投資する側としては、ユーザー数が増えれば、それに応じて毎月の売上が積み上げ式で上がっていくため、比較的将来の売上・利益が読みやすいというがポイントになります。
WisdomTreeってどんな運用会社?
ところで、WisodomTreeという会社はどんな会社なのでしょうか?
本社 | アメリカ・ニューヨーク |
創業 | 2006年 |
創業者兼CEO | ジョナサン・スタインバーグ |
従業員数 | 227名 |
総運用資産 | $73.8 Billion(約8兆円) |
WisdomTree社自体もNASDAQに上場(ティッカー:WETF)しており、2006年6月よりETFの発行を開始、アメリカで最大のETP(上場取引型金融商品)を提供する会社の1つ。
アメリカに上場するETFは約5兆円、ヨーロッパに上場するETFが約3兆円規模で運用されています。
これまでに73のETFを発行しており、アクティブからパッシブ運用まで、幅広い投資商品に強みを持つ運用会社でWCLDは「メガトレンド」というテーマ型ETFの一種として売り出されています。
WCLDの構成銘柄を紹介
それでは、WCLDのトップ10構成銘柄を見ていきましょう。
リバランスは半年に一度行われます。
比率 | 会社名 | ティッカー | 保有株数 |
2.50% | Asana Inc | ASAN | 281,791 |
2.27% | Bill.Com Holdings Inc | BILL | 107,121 |
2.05% | Sprout Social Inc | SPT | 213,400 |
2.03% | nCino Inc | NCNO | 360,435 |
1.94% | Atlassian Corp Plc | TEAM | 64,998 |
1.94% | Pagerduty Inc | PD | 563,505 |
1.89% | Workday Inc | WDAY | 94,787 |
1.88% | Coupa Software Inc | COUP | 102,572 |
1.86% | Mimecast Ltd | MIME | 378,613 |
1.85% | Paylocity Holding Corp | PCTY | 88,830 |
日本でも普段仕事で使っていて馴染み深いのは、AsanaやTrelloを提供するAtlassianといったところでしょうか。
トップ10以下には、みなさんご存知のOkta、Crowdstrike、Zoomなどの銘柄も2%を上限に組み入れられています。
均等加重で投資をするので、今をときめくSaaS系の成長企業にバランス良く投資できる貴重なETFとなります。
WCLDのパフォーマンス
WCLDのリアルタイムチャートはこんな感じです。
WCLD(青)とNASDAQ100のQQQ(紫)の1年チャートで比較をしてみると、上げ下げはあるものの全体的にはWCLDがQQQをリードしていますね。
それでは、トータルリターンも確認しておきましょう。
WCLD | 1ヶ月 | 3ヶ月 | 1年 | 設定来 |
トータルリターン | 6.21% | 22.92% | 36.19% | 55.63% |
まだ設定から日が浅いETFなので、長期でのリターンは不明ですが、1年で36%、設定来でも50%を超えるリターンを叩き出しており、ここまでは期待が膨らむパフォーマンスを見せていますね。
ちなみに、WisdomTreeのサイトの機能で、競合するETFのパフォーマンス・構成銘柄・オーバーラップ率などいろいろな視点で比較できるので、一度試してみると面白いですよ。
ここまでWebサイトに力を入れている運用会社は見たことがなかったので、個人的にかなり好印象です。
WCLDの買い方とは?
WCLDの購入方法ですが、日本の3大メジャー証券で検索してみましたが、取り扱いがありませんでした。
証券会社 | 楽天証券 | SBI証券 | マネックス証券 | IG証券 | Firstrade証券 |
WCLD | × | × | × | ○ | ○ |
日本語で利用できる証券会社であれば、外資系のIG証券に取り扱いがありました。
CFD口座となりますが、なかなか日本のメジャー証券では買えない株やETFの取り扱いも豊富なので、WCLDを購入したいという方は口座開設を検討してみてください。
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また、WCLDを現物で購入したいという方には、日本人でも口座開設可能なアメリカのネット証券のFirstradeをおすすめします。
Firstradeのおすすめポイント
- アメリカ上場の株・ETFに制限なく投資可能
- 取引手数料無料
- 口座維持手数料なし
Firstradeなら、WCLDはもちろんアメリカに上場する株・ETFは全て取り扱いがありますし、日本語での情報も多めなので口座を持っておいて損はないです。
詳しい口座の開設方法や入金方法などは、このブログでも画像付きで解説しているので参考にどうぞ。
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さいごに
ということで、アツいSaaS企業にまるっと投資できるWCLDについて解説してきました。
SaaS企業の売上は積み上げ式で、将来の利益予測が立てやすい上に、拡大しやすいので、投資家にも人気の投資対象です。
個別株で1つずつ投資していくのは大変ですが、WCLDのようなテーマETFを活用して、うまく利益を享受していきたいですね。
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