【ついに承認!】ビットコイン先物ETFのBITOはどこで買える?

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BITOについて知りたい人「ビットコインに投資できるETFのBITOが承認されたらしい。でも、どんな仕組みでビットコインに投資するの?どこの証券会社で買えるの?」

こんにちは、旅リーマンのZuminです。

そんな疑問に答えます。

先日、ついにビットコイン先物を対象としたETFがアメリカで初めて承認・取引が開始されました。

日本の場合、仮想通貨は雑所得扱いになるため、できればETFで効率的に運用したいという人も多いのではないでしょうか?

ということで、この記事ではビットコインETFのBITOの情報について紹介していきます。

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もくじ

  • ビットコインETFのBITOとは?
  • BITOの仕組みとは?
  • BITOはどこで買える?

ビットコインETFのBITOとは?

ビットコインETFのBITOとは?

BITOはビットコイン先物ETFで、正式名称は ProShares Bitcoin Strategy ETF となります。

運用資産総額$804 Million(約1,087億円)
取引所NYSE Arca
設定日2021年10月18日
運用方法アクティブ・先物
経費率0.95%
平均取引ボリューム(月間)8,576,094
出典:proshares.com 2022/7/1 時点

経費率は0.95%と特殊な運用のため高くなっています。

それでも月平均で850万株がトレードされており、出来高は十分高いといえます。

ビットコインETFをめぐる歴史

2021年10月18日に設定・取引が開始された待望のビットコイン関連ETF。

実は2013年ごろからビットコインの現物商品でのETF化は議論されており、その度に米国証券取引委員会(SEC)に否認されてきました。

BITOは、厳密にはビットコインの先物を通じて投資するため、投資家が現物のビットコインを保有するということにはなりません。

ProSharesは、BITOのセールスポイントとして明確にこう答えています。

BITOは、投資家が直接仮想通貨を保有せずとも、ビットコインに投資機会を提供できるETF

とはいえ、取引開始からわずか2日で運用資産が1,000億円を超えたことから注目度の高さが伺えますね。

ちなみにBITO(ピンク)は、金ETFのGLD(黄色)が18年間守り続けた3日の記録を塗り替え、史上最速で1,000億円の運用資産に達したETFになるそうです。

ProSharesってどんな運用会社?

本社アメリカ・メリーランド州・ベセスダ
創業2006年
CEOマイケル・サピア
従業員数145名
総運用資産$65 Billion(約7.5兆円)
2022/6/2 時点

ProSharesは、主にレバレッジ、インバース、ボラティリティなど特殊なETFを強みとするアメリカの運用会社。

レバレッジ:小さな自己資金で大きな投資​効果を得る
インバース:株価が下がったときにより大きな利益を得る
ボラティリティ:株価の変動で利益を得る

現在は130を超えるETFを発行しており、TQQQをはじめとするレバレッジを効かせた「UltraシリーズETF」で注目を集める運用会社へと成長させています。

BITOの仕組みとは?

BITOの仕組みとは?

BITOは「ビットコインに直接投資をするETFではない」とのことですが、そもそもどういう仕組みで運用されるETFなのでしょうか?

結論、ビットコインの先物価格に投資をするため、現在のビットコイン価格とBITOの価格が一致するとは限りません。

つまり、ビットコインの将来の価格を予想し、期日までに売買することを約束する取引方法を取り入れているということになります。

ビットコイン先物取引

ビットコイン先物では限月という満期日が設定されており、期日が訪れれば強制的に精算が行われるシステムになっています。

BITOではFront-Month Bitcoin Futuresという、最も早く満期が訪れる先物契約に投資。

契約が満期になると、翌月の先物契約を買い取るという仕組みで運用をされています。

さらに、先物はあくまで将来の価格予想的な側面が強いので、実際の需給で決まるビットコイン現物価格とはズレが生じるということになります。

BITOの中身とパフォーマンスは?

それでは、BITOが保有する金融資産の中身をチェックしてみましょう。

比率銘柄償還日保有数時価総額
TREASURY BILL300,000,000$299,489,112
NET OTHER ASSETS (LIABILITIES)312,922,657$312,922,656.90
41.17%CME BITCOIN FUT NON-EQUITY INDEX 26/AUG/20222022/8/262,608$252,128,400
58.85%CME BITCOIN FUT NON-EQUITY INDEX 29/JUL/20222022/7/293,732$360,417,900
出典:proshares.com 2022/7/1 時点

7月29日に満期を迎えるビットコイン先物契約を保有しているので、これが期日を迎えるとまた翌月最短期日のコントラクトを購入という流れを繰り返していくことになるのでしょう。

キャッシュや米国の短期債でヘッジして運用していることがわかりますね。

それを踏まえて、BITOのパフォーマンスも見ておきましょう。

BITO1ヶ月3ヶ月6ヶ月設定来
パフォーマンス-17.66%-25.59%-46.35%-50.93%
出典:proshares.com 2022/5/31 時点

値動きが激しい暗号資産と未来の価格を予想する先物の組み合わせのため、大きくマイナスとなっています。

BITOのメリット・デメリット

では、BITOを通じてビットコインに投資するメリットとデメリットを考えておきましょう。

メリット

  • 現物を直接保有しないので、ハッキングや雑所得課税などのリスクが抑えられる
  • これまで暗号資産に懐疑的だった人でも投資しやすい
  • 高い取引手数料を抑えることができる

デメリット

  • 先物を対象にするため、実際のビットコイン価格と全く同じ値動きにはならない
  • 新しいETFのため情報が少ない

ビットコインの値上がりを直接的に享受したい場合、現状はやはり暗号資産取引所で現物を持つ方法には敵いません。

ただ、BITOの承認は暗号資産界にとって大きな一歩ということは間違いないですね。

BITOはどこで買える?

BITOの購入方法とは?

BITOの取り扱いを日本のメジャーな証券会社で検索してみましたが、今のところ取り扱いがありませんでした。

証券会社楽天証券SBI証券マネックス証券IG証券Firstrade証券
BITO××××

日本におけるBITOの取り扱いですが、マネックス証券の社長のTwitterによると以下のように解説されています。

金融庁に届出されていない海外ETFを勧誘してはいけないというルールがあるため、現状、マネックス証券では取り扱っておりません。この、金融庁への届出は発行会社(運用会社)がするもので、当社が代わりにできるものではございません。 また、届出には体制整備の必要もあるため、発行会社によって意向が異なります。

つまり、運用会社のProShares社が日本の金融庁に届出を出すまでは、日本のどの証券会社でも扱えないルールになっているそうです。

あくまでProSharesの動き待ちということになりそうですね。

どうしても今のうちにBITOに投資をしたいという方は、海外の証券口座の開設を検討してください。

その中でも、日本人でも口座開設可能なアメリカのネット証券Firstradeがおすすめです。

Firstradeのおすすめポイント

  • アメリカ上場の株・ETFに制限なくアクセス可能
  • 取引手数料無料
  • 口座維持手数料なし

BITOはもちろん、今後の投資の幅を広げる意味でも、海外証券口座を1つ持っておくと自由度が格段に上がりますよ。

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詳しい口座の開設方法などは、このブログでも画像付きで解説しているので参考にしてみてください。

さいごに

ということで、今回は初のビットコインETF、BITOについて紹介してきました。

BITO以外にも、複数の運用会社がビットコインETFの発行に名乗りを上げており、今後さらにラインナップが広がっていくことが予想されます。

「ビットコインに投資したいけど、仮想通貨を直接買うのはちょっと怖いなぁ…」
「できるだけ無駄な手数料や税金を抑えてビットコイン投資をしてみたい」

そんな方は、BITOへの投資を検討してみてはいかがでしょうか。

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