【テーマ型ETF】ProSharesのメタバースETF、VERSとは?

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VERSについて知りたい人「ProSharesが新しくメタバースに特化したテーマ型ETFのVERSを上場したらしい。でも、新しいETFで日本語の情報が少ないので詳しく知りたいな。」

こんにちは、旅リーマンのZuminです。

そんな疑問を持つ方向けの記事です。

メタバースという言葉が徐々に世間に浸透し、バーチャルの世界だけでなく、リアルの経済界でも真剣に投資対象として認知され始めていますね。

そんな中、大手運用会社のProShares社がついにメタバースというテーマに名乗りを挙げ、米国市場で4つ目のメタバースETFが誕生となりました。

ということで、この記事ではVERSというメタバースのテーマ型ETFについて解説していきます。

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もくじ

  • メタバースETFのVERSとは?
  • メタバースETFのVERSの構成銘柄とは?
  • メタバースETFのVERSの購入方法とは?

メタバースETFのVERSとは?

メタバースETFのVERSとは?

メタバースに特化したテーマ型ETFのVERSですが、正式名称は ProShares Metaverse ETF となります。

2022年3月に新設されたばかりのETFのため、まだまだ運用額は大きくないのが現状。

純資産総額$7.8 Million(約10億円)
取引所NYSE Arca
設定日2022年3月15日
ベンチマークSolactive Metaverse Theme Index
経費率0.58%
構成銘柄数40
出典:proshares.com 2022/7/5 時点

VERSはレバナスETFのQLDやTQQQで有名なProShares社によって設定・運用がなされています。

大手運用会社のETFということもあってか、すでに米国市場では4つのメタバースETFが上場されている中で、経費率は0.58%と最安値を実現しているのが特徴。

VERSの運用方針

VERSでは Solactive Metaverse Theme Index という指標をベンチマークに採用し、組み入れる企業は以下のルールに沿っていることが条件。

  • メタバースのエコシステムを形成するセクター(ハードウェア製造、ソーシャルメディア、ゲームプラットフォーム)
  • 最低50%以上をメタバースに関連する事業で売上を立てている

ProShares社の定義するメタバースは「人々が仕事、遊び、交流できる没入型の仮想空間」というシンプルなものとなっています。

特に明確な定義や細かい方針が定められていないため、現時点では時流に乗っかるということを優先したようなETFという印象を受けます。

メタバースETFのVERSの構成銘柄とは?

メタバースETFのVERSの構成銘柄とは?

それでは、VERSのトップ10構成銘柄をチェックしていきましょう。

比率会社名シンボル保有株数時価総額
5.35%VUZIX CORPVUZI45,125$330,766.25
4.88%ALPHABET INC-CLASS AGOOGL133$301,279.58
4.76%ROBLOX CORPRBLX7,360$294,326.40
4.73%AMAZON.COM INCAMZN123$292,262.50
4.61%MICROSOFT CORPMSFT1,084$284,929.40
4.54%APPLE INCAAPL1,982$280,571.92
4.40%KOPIN CORPKOPN226,599$271,918.80
4.22%WIMI HOLOGRAM CLOUD INCWIMI120,208$260,851.36
4.14%META PLATFORMS INCMETA1,519$255,480.61
4.14%QUALCOMM INCQCOM2,030$255,434.90
出典:proshares.com 2022/7/5 時点

現状トップ10のうち5社は、GAFAMで構成されており無難な印象を受けますね。

上記で紹介の通り、ベンチマークの組入ルールが「50%以上メタバースに関連する事業で売り上げを立てている」ということが条件。

あくまでインデックスに沿ったパッシブ投資のため、良くも悪くもクセの少ないメタバースETFという感じです。

ちなみに銘柄をセクター別で分類すると、エンターテインメントが30%、ついで半導体関連が25%、ソフトウェアが17%、ハードウェア12%という割合になっています。

VERSセクター別
出典:VERS Fact Sheet

リバランスは半年に1度のペースで行われるとのことで、今後どう銘柄が変化していくか注目してみたいと思います。

気になるVERSのパフォーマンスですが、新しいETFで十分なデータが溜まっていないため、参考までに株価チャートのみ表示しておきます。

メタバースETFのVERSの購入方法とは?

メタバースETFのVERSの購入方法とは?

VERSの購入方法ですが、日本のメジャー証券では取り扱いがありませんでした。

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さいごに

ということで、今回は米国市場4つ目のメタバースETFであるVERSついて紹介してきました。

正直なところ、これまでに紹介してきた3つのメタバースETFのMETV、MTVR、PUNKに比べると運用方針、銘柄などに大きな特徴は感じられませんでした。

ただ、これまでで一番大きな運用会社のProShares社が出したETFという安心感、さらに経費率が0.58%とコストの最安値が下がってきているというのは大きなポイントではないでしょうか。

そう言った意味でも、VERSはメタバース投資への入り口としては、無難なETFと言えそうです。

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